老人と海(文庫) [海外小説]
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■老人と海
(原題:The Old Man and the Sea)
制作国・発行年/アメリカ・1952年
●原作:アーネスト・ヘミングウェイ(Ernest Hemingway)
新潮社・新潮文庫シリーズ(ヘ-2-4)
1966/6/15発行 ISBN4-10-210004-0 C0197
(読書サンプルは2003/9/5発行・95刷 カバー装丁:塩田雅紀)
発行者:佐藤隆信 訳:福田恆存(ふくだ つねあり)
●登場人物
サンチャゴ老人
マノーリン少年
マーティン(テラス軒店主)
●どんな物語?
キューバを愛し、キューバに暮らしたアーネスト・ヘミングウェイが、実在するキューバの老漁師を題材として、「大型マカジキとの格闘」を描いた作品。タイトルの通り、その場面設定はもっぱら「海」であり、そこに登場するのは、老人とマカジキ、そのほかの魚ばかり。延々と続く「たったひとりの格闘」の中で、老人の「人生」と「矜持」が彼の語りによって表現される。そこには、年齢を重ねたことによるある種の「達観」があり、また逆に、「人間は何歳になっても、諦めきれないものがあるのだ」ということを考えさせてもくれる。「老人になること」には、体力面などの衰えから「自覚」するものと、世間的な評価によって「他覚」させられるものの2種類があるが、その「現実」も、この物語ではしっかりと語られているように思える。なお、原作発刊の6年後に映画化されたが、内容はほぼ原作に忠実なもので、映像に関しても、延々と「老人が小舟に乗って海の上にいる」という描写が続く。
■keyword
キューバ ハバナ メキシコ湾 港 84日も釣っていない 唯一の友は少年 「おまえはビールをおごってくれた」 キャナリー(カナリア)諸島の夢 砂浜にライオン 新聞のベッド 今日の食事は一杯のコーヒーのみ 釣り道具の描写 魚やクラゲやウミガメの描写 マカジキとの格闘 「綱はたっぷりある、いくらあばれたって平気さ」 左手のひっつり 腕相撲 大リーグ・スターのシスラー、ディマジオの話 「鼻の先から尻尾まで18フィートある」 あまりの大きさに観光客には「鮫」にしか見えなかった
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