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たのしいムーミン一家(文庫) [アニメの原作]

たのしいムーミン一家 (講談社文庫 や 16-1)

たのしいムーミン一家 (講談社文庫 や 16-1)

  • 作者: トーベ・ヤンソン
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1978/04
  • メディア: 文庫
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■たのしいムーミン一家
(原題:Trollkarlens Hatt スウェーデン語で「魔法の帽子」)
講談社 講談社文庫(や16-1)
1978/4/15 第1刷発行 ISBN4-06-138062-1
読書サンプルは1994/8/31発行の第40刷 表紙装丁:辻村益朗 デザイン:菊地信義
発行者:野間佐和子 訳:山室静(やまむろしずか)

●原作
トーヴェ・ヤンソン(Tove Jansson)(挿絵含む)
制作国・発行年/スウェーデン・1948年

●参照アニメ番組
たのしいムーミン一家
(1990/4/12~1991/10/3、全78話 テレビ東京系列で放送)
※原作とアニメではいくつか異なる点があり、エピソードの順番も違うが、本作はおおむね1~8話目の話の元になっている。


●概要
トーヴェ・ヤンソンのムーミンシリーズ第3作。冒頭、「魔法の帽子」が現れ、全編に渡って、この帽子が次々と事件を起こすという展開。ヤンソンにとっては、いわゆる子供向けの「童話」での最初の成功作。ムーミントロールとその家族、そして友達を巻き込んで、次々と起きる「不思議な現象」を、ときに子供らしく素直に、ときに科学的・論理的視点に立って冷静に受け止める登場人物(人でもなく動物でもない者もいる)の「セリフの掛け合い」が面白い。童話なので、教訓めいたオチや、お説教臭いセリフも盛り込まれてはいるが、その前提で大人が読んでも、つい笑ってしまう内容になっている。これは、子供向けとはいえ、普通の会話とは少々異なる「語調」を日本語として取り入れた訳者(山室静)の功績といえるだろう。体裁(デザイン)としては、各章にいわゆる「見出し」がなく、目次にも本編にもリード文が付くスタイルになっており、読み始めからなんとなく内容が掴めるようになっている点は親切だ。なお、ヤンソンはスウェーデン語を使うが、生まれも育ちもフィンランドというフィンランド人。

●目次(※原作には見出しがないので独自に付けてみました)
第1章:魔法の帽子みつけた
第2章:おかしなムーミントロール
第3章:ニョロニョロの島
第4章:おじょうさんがピンチ
第5章:マメルクとジャングル
第6章:ふしぎなスーツケース
第7章:スナフキンとハンドバッグ

●登場人物
ムーミントロール
スナフキン
スニフ
スノークの兄
スノークのおじょうさん
ムーミンパパ
ムーミンママ
ヘムレンさん
トフスランとビフスラン
モラン
飛行おに
ニョロニョロ
ありじごく
じゃこうねずみ
かっこう
年とったみみず
マメルク
黒ひょう

■keyword
フィンランドのムーミン谷 春までみんなで冬眠 食事は松の葉 「みんなちっちゃな動物はしっぽに弓をもっている」 スナフキンは歌をつくる 黒いシルクハット 雲に乗って おさびし山 切手集め カリフォルニアの王さま ありじごくのびん詰め 辞書からことばの虫 木いちごのジュース ほらあな パンケーキ ピクニック ライラックのしげみ 冒険号はだれの船? 年に一度、世界中のニョロニョロが集まる 気圧計を持ち出す あらしの夜 金鉱発見 女王の像とガラス玉 ルビーの王さま スノークの釣り 家がない? ターザンとジェーン 変なことば遣い スーツケースと裁判 スナフキンはどこへ? 寝床はハンドバッグ みんなの「お願い」をかなえる

●関連作(制作順)
ムーミン谷の彗星
楽しいムーミン一家(本作)
ムーミンパパの思い出
ムーミン谷の冬
ムーミン谷の夏まつり
ムーミンパパ海へいく
ムーミン谷の十一月


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